滋賀県草津市の新工場が「CASBEE建築評価認証」で日本国内の頭髪化粧品業界初の最高位「Sランク」を取得
中野製薬株式会社(本社:京都市/代表取締役社長:中野 孝哉)の親会社である株式会社NAKANOホールディングス(本社:京都市/代表取締役社長:中野 耕太郎)は、2024年4月に滋賀県草津市に有する現工場の隣地へ竣工した新工場で「CASBEE建築評価認証」において、日本国内の頭髪化粧品業界で初の最高位「Sランク」の認証を取得しました。
■「CASBEE(建築環境総合性能評価システム)」とは?
建築物の環境性能を評価し格付けする手法です。省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を、以下3つの理念に基づいて総合的に評価するシステムです。
① 『建築物のライフサイクルを通じた評価ができること』
② 『建築物の環境品質(Quality)」と「建築物の環境負荷(Load)」の両側面から評価すること』
③ 『「環境効率」の考え方を用いて新たに開発された評価指標「BEE(建築物の環境性能効率、Built Environment Efficiency)」で評価すること』
また、評価結果が「Sランク(素晴らしい)」から、「Aランク(大変良い)」「B+ランク(良い)」「B-ランク(やや劣る)」「Cランク(劣る)」という5段階のランキングが与えられます。
その中で当社は、「CASBEE建築評価認証」において、最高位である「Sランク」の認証を取得しました。
これまで当社は、従業員の健康と働く環境に配慮することが、企業の発展ならびにステークホルダーへの価値提供につながると考え、健康経営に取り組んできました。加えて新工場では、クリーンな生産を支える排水処理技術や滋賀県草津市に根差した地域共生など、従業員が誇りを感じられる人にやさしい環境づくりに取り組み、サステイナブルな環境配慮型施設を実現しました。
新工場は「SMART・SUSTAINABLE・WELLNESS」をコンセプトに、従業員負荷を低減する自動化設備で効率化を図り、地域と共生しながら社会に貢献するサステイナブルな環境配慮型施設を実現しました。「Sランク」の評価を受けて当社は、頭髪化粧品メーカーの工場のモデルとして、社会における業界全体の価値向上を目指します。
■評価されたポイント
1.健康経営の取り組み
全社員非喫煙率100%の継続および敷地内へ喫煙スペース未設置、社内コミュニケーションの促進(ノンテリトリアルオフィスの導入・グッジョブ活動)など、従業員の健康と働く環境に配慮した健康経営に取り組んでいます。2024年3月には経済産業省が顕彰する「健康経営優良法人 2024(中小規模法人部門)」に3年連続で認定されました。
2.自然環境と共生するサステイナビリティの取り組み
処理した水を脱水機の洗浄水に使用し、水の使用量を抑えるエコシステムを独自で設計。自在な生産(変種変量生産)を支える排水処理技術により、水質汚濁の防止、排水量の削減、処理に要するエネルギーの削減など、地域貢献に取り組んでいます。また、エクステリアには、滋賀県の琵琶湖周辺で長く愛用されてきた天然素材の葦簀(よしず)をモチーフに、強い陽ざしを遮断しながら心地よく風を通す機能を持たせた「YOSHIZU SKIN」を採用。エントランスの外壁には「信楽焼タイル」を装飾し、地域と共生する企業姿勢を表現しています。
3.従業員が誇りを感じられる人にやさしい環境づくり
食堂・事務所の南面を全面ガラス張りにすることで、季節の変化を感じられる憩いの空間を実現。美しく働く従業員のために更衣室やトイレなどの毎日使用するアメニティスペースも十分なスペースを確保し、すべての従業員が働きやすい環境づくりに取り組んでいます。
■新工場について
『「SMART・SUSTAINABLE・WELLNESS」をコンセプトにした新工場を竣工』
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000074212.html
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